紀行'05/3-'05/12
 
会員・ゲストの紀行アルバムです


勅使
勅使
勅使(ちょくし)
 
 現在ではあとから出てくる「斎王」が主役とされているが、勅使が行列中の最高位の人。天皇の使いで、四位近衛中将がこれを勤めるため、近衛使(このえづかい)とも言われる。現在、勅使は路頭の儀(行列)には加わらず、代行者が勤め、当時の様式どおり、飾太刀、騎乗する馬も美々しい飾馬で、朧(御馬役人・くとり)が口を取る。舎人、居飼(鞍覆持・いかい)、手振が従う。
 
風流傘
風流傘
風流傘(ふうりゅうかさ)
 
 大傘の上に牡丹や杜若など季節の花(造花)を飾り付けたもの。行列の装いとして取物舎人4人でかざしてゆく。
風流傘
風流傘
風流傘(ふうりゅうがさ)
 
先の風流傘とは造花が少し異なる。ここれで「本列」の結びとなる
命婦
命婦
命婦(みょうぶ)
 
 ここから「斎王代列」である。命婦は女官の通称で、小桂(こうちき)を着用する高級女官。花傘をさしかける。
斎王代
斎王代
斎王代(さいおうだい)
 
 斎王は、平安時代には内親王が選ばれて祭に奉仕したものであるが、現在は未婚の市民女性から選ばれるので、斎王代と称される。御禊(みそぎ)を済ませた斎王代は、五衣裳唐衣(いつつぎぬものからぎぬ)、俗に十二単(じゅうにひとえ)の大礼服装で、供奉者にかつがれた腰輿(およよ)という輿に乗って参向する。


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