アルバム'08年


四天王寺
四天王寺
石舞台越しに見る六時堂
 
 境内中央に位置する雄大な堂。昼夜6回 にわたって諸礼讃をするところから六時礼讃堂の名がある。薬師如来・四天王等を祀り、回向(供養)、 納骨等を行う当寺の中心道場。 入口には賓頭盧尊者像やおもかる地蔵が祀られ、独特の信仰を集めている。また修正会、聖霊会などの大法要はこの堂にて行われる。
 
 石舞台の左右のある「亀の池」には僅かに2匹しかいなかった。今は冬眠中で池の底に潜っているとか。冬眠中の呼吸は無用との由。
四天王寺
四天王寺
今回も無料エリアのみとなったが ここは初めて
 
作務衣の方に「四天王寺唯一の遺跡」だからと案内される
 
中央の亀が1300年前のもの 右側の大きな頭は昭和のもの
 
愛染堂
愛染堂
 ここも'02年2月に訪れた
 
 和宗総本山 四天王寺 四ヶ院のひとつ「施薬院」の場所に建つ聖徳太子創建の愛染堂。(他の三ヶ院は敬田院、療病院、悲田院)
 
 西暦年593年(古天皇元年)に聖徳太子が四天王寺を建立の際、多種の薬草を植え病に応じて普くこれを人々に施与する場所「施薬院(せやくいん)」を、この地に築いた。後に聖徳太子が勝鬘経を講讃した地でもある故を以って「勝鬘院(勝鬘院)」とも呼ばれるようになった。現存の主なる堂等は金堂(府の指定文化財)と多宝塔で、
 
平安後期には真言密教の修業道場として扱われ、金堂には愛染明王像を安置し、仍って勝鬘院全体を愛染堂とも呼んでいる。また多宝塔は豊臣秀吉再建による桃山時代の代表作とされ、大阪市最古の木造建築物として国の重要文化財(旧国宝)である。
 
 年中行事の主なるものは、大阪の三大夏祭りのひとつとして有名な愛染祭で、六月三十日、七月一日、七月二日の三ヶ日に行い、本尊開帳もあって毎年多くの参詣者で賑わう。
愛染堂
愛染堂
金堂(府の指定文化財)
 
 境内の中央に構える朱塗りの金堂は、推古天皇元年(593)聖徳太子によって創建された。その後、織田信長の大阪石山寺攻めの際に焼失したが、徳川幕府二代目将軍・徳川秀忠の手によって再建された建物。内部の構造は、江戸時代の様式。
 
 金堂の壁に掛けられた献灯(けんとう)は、江戸時代の近松門左衛門『冥途の飛脚』や、井原西鶴『男色大鑑』にも描かれている由緒ある風物。
愛染堂
愛染堂


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