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多宝塔（国の重要文化財 / 旧国宝）

　金堂のうしろの多宝塔は、推古天皇元年（593）聖徳太子によって創建。その後、織田信長の大阪石山寺攻めの際に焼失したが、慶長2年（1597）豊臣秀吉により再建された。大阪市最古の木造建造物。

　多宝塔の内部には、秀吉が戦勝祈願のために造像させた大日大勝金剛尊像と、極彩色で描かれた十二天の壁画と柱絵が奉安されている。

　毎年6月30日（愛染まつり初日）には、総本山四天王寺の管長猊下と高徳僧侶たちによって夏越しの祓えの大法要が多宝塔を囲んで盛大に行われる。

腰痛封じの石

　背筋を伸ばし尻を引いてこの石に深く座り、背もたれの突起に背骨のツボを当てながら呼吸をすれば腰痛封じに効果がある。

　大江神社は、上之宮・小儀(おぎ)・土塔(どとう)・河堀・堀越・久保の各社とともに天王寺七宮のひとつであり、聖徳太子の創建。明治40年に上之宮・小儀・土塔が大江神社へ合祀された。

　祭神は素盞鳴命（すさのおのみこと）、豊受大神（とよけのおおかみ）、欽明天皇(きんめいてんのう)、少彦名命（すくなひこなのみこと）、大己貴命（おおなむちのみこと）。

本殿

　ここで川端さんから電話が入り、黒門市場の南端で待ち合わせすることとする。

　このあと、川端さん紹介の「藤原家隆の夕日庵跡」へ向かう予定であったが、腹も空き昼飯の黒門市場へと急ぐ。