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閑谷学校

重要文化財　校門   　紅葉と秋の味覚を求めて友人と三人でバスツアーに出掛けた。天気は将に天高く絶好の行楽日和。梅田８時出発、山陽道を一路「閑谷学校」を目指す。朝が早いためかクロワッサンとりんごジュースが配られる。例により女性が大半、ほどよい頃に遠慮がちに酒を取り出す。閑谷学校は何十年か前に「地酒研究会」で訪れたが、講堂以外は殆ど記憶   が残っていなかった。赤坂では松茸づくしの昼食に舌鼓を打つ。初めての豪渓は紅葉の真っ盛り、奇岩の数々を彩る。奥津渓に近づくにつれ空模様が怪しくなり、バスを降りると予報どおり小雨がぱらついてきた。写真を撮っていると周りに人影のないのに気づく。ツアー客の殆どは早々にバスに引き揚げたらしい。集合時間には充分余裕があったが、   待たせては悪いので慌ててバスに戻る。帰りはサービスエリアで酒の肴を仕入れ、夕食の兼用とする。梅田へは予定より早く着き、いつものラーメンを啜って解散となる。   　校門は聖府の正面に建てられたもので、閑谷学校の校門である。扉を開閉するときの音が鶴の鳴き声に似ているので鶴鳴門ともいう。両袖に付属屋があり中国の形式を模している。元禄十四年（1701）の造営である。

閑谷神社

学校創設者池田光政公を祀るために貞享3年（1686）に建てられた。西側に並ぶ聖廟に対して、東御堂ともいう。内部は金色に輝く光政像が安置されている。建物は聖廟に比べて一まわり小さく、１m低く建てられ、師である孔子に対して「礼」を尽くしている。