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実はここも裏門から入ったのだが　逆廻りに編集した

　本照寺は、浄土真宗本願寺派（西本願寺）に属す。応永３４年（１４２７）本願寺７世存如が創建し、もとは光照寺と称していた。富田の岡に創建されたとも、天文元年（１５３２）の富田焼打ち後、高槻から移ったとも伝えられる。

　一時衰えていたのが、正保３年（１６４６）に本願寺１３世良如の弟、良教が寺に入り、本願寺の一字を得て本照寺と改めた。また、良如自ら「富田御坊（とんだごぼう）」の印を与えた。これ以後当寺は、高槻・茨木の同派寺院の本山となり、「富田の御坊」と称して隆盛を極めた。