新町

川座敷

宮ヶ瀬橋から   　吉田川の川辺りには清流を見下ろす佳景のロケーションにありながら、雨戸を閉めたままの家がところどころに見られる。これらは離れ家または川座敷と呼ばれ、冷房のなかった時代に涼しい川風のぬける「大店（おおだな）」の商家の別邸として建てられた家。これらの家々からは八幡城と   吉田川を一幅の絵のように見立てることができる絶景の家や、北向きでありながら吉田川の水面に映る月を見下ろすことで月見を楽しめる趣向の家といった昔の風雅や遊び心が伝わってくる。この自然と人の暮らしと歴史とが風景の中で一体になっているところがいかにも郡上八幡らしい。

本町・平野本店

本町・桜間見屋

郡上八幡の名物肉桂玉の老舗。店舗の裏にある名水宗祇水に因む銘菓の数々も郡上らしい。広い間口をもつ店構えは老舗の並ぶ本町筋でもひときわ目を引く。

本町