アルバム'09年

 
 

祝戸東展望台より
祝戸東展望台より
 ここまでは急な階段の坂道が続く。途中で出会った夫婦連れは「西展望台」へも行かれたがその価値なしとの由。もっとも我々にはその予定はない。ここは風通しがよく昼飯をここでとの声もあったが、時間的にも少々早く且つアルコールが入ったあとでは下りの急坂が危ないと下りてからにする。
 
 展望台には、周辺の景観に馴染みやすいよう、自然石に銅版を埋め込んだ方位板が設置されている。視界の広がりに合わせて扇形のデザインを採用し、近景・遠景を表示している。
明日香稲渕宮殿跡
明日香稲渕宮殿跡
〈7世紀中頃〉飛鳥川の左岸にある宮殿跡。4棟の細長い掘立柱の建物が整然と配置され、石敷きの遺構なども見つかっている。現在、宮殿跡は埋め戻し保存されている。
明日香稲渕宮殿跡
明日香稲渕宮殿跡
マラ石
マラ石
 国営飛鳥歴史公園祝戸地区入口付近にある高さ1mほどのこの石は、男性器を模ったものと見られる。そこから西にある山、通称ふぐり山と1対をなしているのではと言われているそうだが、いずれにせよ明日香村にはこのように性器を模ったものがいくつか存在し、古代性器信仰の証ではと言われている。
 
飛鳥歴史公園
飛鳥歴史公園
祝戸地区
 
 総面積約60haある飛鳥の豊かな自然と文化的遺産の保護、活用を図る一環として、国土交通省によって整備されたのが国営飛鳥歴史公園。公園といっても、フェンスなどで仕切られている訳ではない。
 
 飛鳥歴史公園は以下の5地区からなり、それぞれの特色を生かした公園づくりが行われている。我々は行程の終わりに「4.高松塚周辺地区」を訪れる。
 
[飛鳥歴史公園の5地区]
1.研修宿泊所「祝戸荘」がある祝戸地区
2.蘇我馬子の墓と伝えられる石舞台古墳がある石舞台地区
3.展望台から飛鳥の風景を一望できる甘樫丘地区
4.高松塚古墳や、飛鳥歴史公園館、高松塚壁画館が設置された高松塚周辺地区
5.キトラ古墳壁画が発見されたキトラ古墳周辺地区
(現在整備中)


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