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復元の工事中であった
直径23mの二段築成の円墳である。1972年の発掘調査によって彩色壁画を有する横口式石槨が存在していたことが明らかとなった。鎌倉時代に盗掘されており、副葬品は破損していたが、漆塗木棺が使用されていることがわかり、海獣葡萄鏡、金銅製飾棺金具、銀装大刀金具、琥珀丸玉、ガラス玉、丸玉などが残っていた。
被葬者については明らかではないが、石槨の構造、副葬品などからキトラ古墳やマルコ山 古墳などと同様に、7世紀末〜8世紀初頭にかけて築造されたと考えられている。蓋・円翳・蠅払・鉾・如意などの威儀具を手に執った人物画像、北極五星・四輔四星を中心に二十八宿を模式的に配した星宿図、日月像、玄武・青龍・白虎など当時の中国や朝鮮半島にみられる画題が使用されていることから、当時の東アジアの葬制を考えるうえで重要である。
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壁画の四神:東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)の模造が設えてあった。
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高松塚古墳
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ここの近くの休憩所に到着したのが午後3時半過ぎ、ひと息ついたところで夜の部の時間調整も兼ねてここへ入館する。
飛鳥紹介の映像を観賞するうちに居眠りをする方も何人か。
ここは、国営飛鳥歴史公園4地区の施設や催し物の案内をはじめ、飛鳥地方の史跡や歴史を立体模型や映像を用いて紹介している。誰にでも分かりやすい「飛鳥歴史アニメ」、タッチパネルコンピュータで見る「飛鳥百景」など、飛鳥探訪の知識習得にはよい施設。
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