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ガイドマップには「笹鉾山1号墳の墳頂に鎮座する稲荷平野神社」とあるがここは平地であり、近くのため関係はありそうであるが別物であろう。
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道標に従って歩むも、古墳らしきものは見当たらなかった。喫茶店風の民家があり、誰かが尋ねていたが要領を得なかったらしい。灯台下暗しと云うが、その類だろうか。いま別の資料を見ていると、小さいながらも立派な古墳がある。記念に喫茶店風の民家のアヒルを撮ってきた。
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寛永10年(1633)源蓮社宝誉上人の開山
本堂には、鎌倉時代(12世紀末〜13世紀初頭)快慶作の木造阿弥陀如来立像がある。
像は、玉眼・粉溜塗の特徴をもつ。粉溜とは、白土を下地にその上に金泥を塗ったものである。快慶が好んで用いた手法。X線写真によると、眼の奥に蛇腹状の文様が映っている。これは玉眼を入れるための工法によるもので、快慶仏には時々この手法が認められるという。足ほぞには快慶作を示す「巧匠安阿弥陀佛」の墨書が認められるが、これは後世に書き改められたものと考えられている。
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